十二国記をどの順番で読むか?(公式順・発売日順・メインストーリーだけ、など)

十二国記

「十二国記を読みたいけど、なんか種類が多い!」「どれから読めばいいの!?」という方向けの記事です。
数パターン用意したので(笑)、自分に合う形をお好みで選んでいただければ幸いです。
微妙にネタバレがあるかも。

追記(2020.01.22)

短編集『丕緒の鳥』の内容紹介を間違えておりました。現在は修正済みです。
以前の誤記事を読んでくれていた方には謹んでお詫び申しあげます。
(短編集『丕緒の鳥』と『華胥の幽夢』の中身がごちゃ混ぜになっていました)




十二国記とは

いわゆる中華風ファンタジーです。
古代中国の王朝文化に、麒麟・妖魔などのファンタジーが混ざった世界観ですね。

第1作『月の影 影の海』では、日本の女子高生・中嶋陽子がとある事情で十二国世界に飛ばされてしまいます。
「突然連れてこられた未知の世界で、陽子は一体どう生きていくのか」──という切り口で始まる壮大なストーリーが『十二国記』シリーズです。

中華風ファンタジーなので酒見賢一さんの『後宮小説』のような文体となっています。
新潮社のファンタジーノベル大賞が好きな人、『精霊の守り人』『彩雲国物語』などが好きな人はどっぷりハマる可能性大です。

主人公について

十二国記シリーズは群像劇で話が進みます。また、作品(本)によって主人公もバラバラです。

ただしシリーズ全体の流れとしては、現代日本に生まれた『中嶋陽子』と『高里要(泰麒)』の2人、いわゆるダブル主人公で構成されているといえます。
順番の図
(イメージ図)

作品一覧と内容紹介

十二国記シリーズの一覧です。

episode:0
魔性の子
十二国記シリーズの裏側。
異世界ファンタジーと現代日本が交差したホラー風の作品です。
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episode:1
月の影 影の海
第1作目。
とにかく間を空けず、上下巻を一気に読破するのがオススメ。
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episode:2
風の海 迷宮の岸
かなり読みやすい作品。
幼い泰麒と一緒に十二国世界を楽しく勉強できます。
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episode:3
東の海神 西の滄海
完全スピンオフ。
同じくスピンオフの『図南の翼』に少しだけ絡みます。
(『図南の翼』よりも先に読むと吉)
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episode:4
風の万里 黎明の空
第1作『月の影 影の海』の続編。
群像劇を主軸にした、少女3人の成長物語です。
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episode:5
丕緒の鳥
スピンオフの短編集。
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episode:6
図南の翼
完全スピンオフ。
かなり読みやすくて痛快です。メインストーリーには直接絡みませんが、面白いので是非読んでほしい傑作。
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episode:7
華胥の幽夢
スピンオフの短編集。
過去作の後日談が掲載されています。
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episode:8
黄昏の岸 暁の天
『風の海 迷宮の岸』『風の万里 黎明の空』『魔性の子』の続編。
日本が舞台となった『魔性の子(エピソード0)』の真相が十二国世界視点で描かれます。
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episode:9
白銀の墟 玄の月
『黄昏の岸 暁の天』の続編。
最後の最後まで気を抜けない最終章です。
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読む順番を選ぶ

公式の順番で読む

公式が設定している順番です。
とにかく無難な読み方はコレ。

陽子周辺
泰麒周辺
その他
episode:0
魔性の子

(『白銀(略)』の前ならいつ読んでもOK!)
episode:1
月の影 影の海


特徴:
長編。上・下の2冊セットです。
episode:2
風の海 迷宮の岸


特徴:
長編。とても読みやすいです。
episode:3
東の海神 西の滄海


特徴:
長編スピンオフ。雁を好きになる1冊。
episode:4
風の万里 黎明の空


特徴:
長編。『月の影 影の海』の続編です。
episode:5
丕緒の鳥


特徴:
短編集。スピンオフです。
episode:6
図南の翼


特徴:
長編スピンオフ。めちゃくちゃ面白いです。
episode:7
華胥の幽夢


特徴:
短編集。過去作の後日談が含まれています。
episode:8
黄昏の岸 暁の天


特徴:
長編。『白銀(略)』の前振りです。
episode:9
白銀の墟 玄の月


特徴:
長編。物語の最終章です。

発売日順で読む

とにかく発売順に読みたい人はこちら。
指定されたエピソード(エピソードXX)はぐちゃぐちゃになりますが、特に問題はありません。

episode:0
魔性の子

舞台:
日本
episode:1
月の影 影の海

舞台:
慶国・巧国・雁国
episode:2
風の海 迷宮の岸

舞台:
蓬山・戴国
episode:4
風の万里 黎明の空

舞台:
慶国
episode:6
図南の翼

舞台:
恭国・蓬山
episode:3
東の海神 西の滄海

舞台:
雁国
episode:8
黄昏の岸 暁の天

舞台:
戴国・慶国・日本
episode:7
華胥の幽夢

舞台:
漣国など
episode:5
丕緒の鳥

舞台:
慶国など
episode:9
白銀の墟 玄の月

舞台:
戴国

私のオススメ

私が個人的にオススメしたい順番はこれ!

1番目
月の影 影の海

舞台:
慶国・巧国・雁国
2番目
風の海 迷宮の岸

舞台:
蓬山・戴国
3番目
魔性の子

舞台:
日本
4番目
風の万里 黎明の空

舞台:
慶国
5番目
東の海神 西の滄海

舞台:
雁国
6番目
図南の翼

舞台:
恭国・蓬山
7番目
華胥の幽夢

舞台:
漣国など
8番目
丕緒の鳥

舞台:
慶国など
9番目
黄昏の岸 暁の天

舞台:
戴国・慶国・日本
10番目
白銀の墟 玄の月

舞台:
戴国
エピソード0の『魔性の子』には、エピソード1『月の影』、エピソード2『風の海』の専門用語やキャラクター名が出てきます。つまり一番最初に『魔性の子』を読んでも全く意味が分からないのです。その意味の分からない不気味さ(異世界の”何か”が現代日本にいる不気味さ)をホラーテイストで楽しむのが『魔性の子』の醍醐味とも言えますが、十二国記シリーズにホラーを求めていない人は『魔性の子』は『風の海』の後に読んだ方が良いと思います。




メインストーリーだけを楽しむ

十二国記の大筋だけを最低限の巻数で読みたい猛者はこちらがオススメ。

  1. 月の影 影の海
  2. 風の海 迷宮の岸
  3. 風の万里 黎明の空
  4. 華胥の幽夢
  5. 黄昏の岸 暁の天
  6. 白銀の墟 玄の月
  7. ──の順番でどうぞ。
    (※独断と偏見に基づきます)

1.
月の影 影の海

舞台:
慶国・雁国・巧国
2.
風の海 迷宮の岸

舞台:
蓬山・戴国
3.
風の万里 黎明の空

舞台:
慶国
4.
華胥の幽夢

舞台:
戴国・漣国など
5.
黄昏の岸 暁の天

舞台:
慶国・戴国
6.
白銀の墟 玄の月

舞台:
戴国
短編集『華胥の幽夢』には、幼い泰麒を主軸にした『冬栄』という名前の短編が収録されています。
これを読まずに『白銀(略)』に進むことも可能ですが、読んでおいた方が無難といえます。
(短いお話ですし、読みやすいので是非。)

最終章『白銀』だけを楽しむ順番

「スピンオフは後回しで良いから、とにかく『白銀(略)』を楽しみたい!」という強者向け。

  1. 月の影 影の海
  2. 風の海 迷宮の岸
  3. 風の万里 黎明の空
  4. 華胥の幽夢
  5. 図南の翼
  6. 黄昏の岸 暁の天
  7. 魔性の子
  8. 白銀の墟 玄の月
  9. ──の順番が良いかと。
    (※独断と偏見に基づきます)

1.
月の影 影の海

舞台:
慶国・雁国・巧国
2.
風の海 迷宮の岸

舞台:
蓬山・戴国
3.
風の万里 黎明の空

舞台:
慶国
4.
華胥の幽夢

舞台:
戴国・漣国など
5.
図南の翼

舞台:
恭国・黄海
6.
黄昏の岸 暁の天

舞台:
慶国・戴国
7.
魔性の子

舞台:
現代日本
8.
白銀の墟 玄の月

舞台:
戴国

『(6)黄昏の岸 暁の天』と『(7)魔性の子』は逆の順番でも良いかも。

▼長編『(5)図南の翼』は独立した1つの物語であり、あくまでスピンオフのため『白銀の墟 玄の月』には直接関わりません。
……が、十二国記シリーズの世界観、専門用語等が詳しく描写されているため、『白銀(略)』をめいっぱい楽しみたい場合は事前にこちらを読んでおいた方が良いと思います。




十二国記